2024年7月に埼玉県飯能市にある「ムーミンバレーパーク」へ行ってきました。
ムーミンの原作者トーベ・ヤンソンの故郷フィンランド以外、ムーミンに関するテーマパークはなんとここにしかありません!!
森や湖に囲まれていて、ゆったりとした空気感がまるで北欧のように素敵だったので、魅力をご紹介します。
【この記事がオススメな方】
- 北欧や、ムーミンの世界観が好きな方
- ゆったりのんびりとテーマパークを楽しみたい方
【この記事で分かること】
- 「メッツァ」の概要、アクセス
- ムーミンバレーパーク(料金/施設の情報)
- メッツァヴィレッジ内のカフェの情報
\周辺にムーミンオフィシャルホテルもあります/
メッツァの概要・アクセス
埼玉県飯能市、宮沢湖畔に「メッツァ」(フィンランド語で森の意味)があります。その名の通り、森と湖に囲まれていて、どこか北欧を感じさせる空気感があります。
こちらは「ムーミンバレーパーク」と「メッツァビレッジ」の2つのエリアに分かれています。
📍〒357-0001 埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
メッツァビレッジの情報
「メッツァビレッジ」は無料で入ることができ、北欧好きな方にはおすすめのエリアです。
北欧雑貨のショップやレストラン、カフェ、ボートアクティビティなどがあります。
→施設内にある、北欧発のカフェ「ロバーツコーヒー」での様子はこちら
駐車場からメッツァの入り口に入ると、木々が生い茂る森の間の道を歩きます。私が行ったときは7月の暑い時でしたが、ミストシャワーが噴霧されていて涼しく感じました。こういう配慮は嬉しいですね。
メッツァビレッジ内の湖畔沿いを歩きながら、ムーミンバレーパークへ向かいます。
少々歩きますが、向かう途中に異国情緒あふれるショップや自然を堪能できます。スターバックスコーヒーやカフェもあるので、宮沢湖を眺めながらホッと一息つくのもおすすめです。
ムーミンバレーパークって?
「ムーミンバレーパーク」は、2019年にオープンしました。ムーミンの原作者トーベ・ヤンソンの故郷フィンランド以外、テーマパークはここにしかありません。
世界に二つしかないテーマパークの一つが、埼玉県にあるのは凄いですよね。
なぜ飯能市に建てられたのかというと、もともとムーミンバレーパークの前に建てられた「あけぼの子どもの森公園」のコンセプトが、トーベ・ヤンソンの童話の世界観に似ていたからだそうです。
飯能市は童話の世界をモチーフにした公園を作りたい旨をトーベ・ヤンソンへ手紙で伝えたところ喜ばれ、その後2017年に公園名を「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」に改名。
それから2年後、2019年に「ムーミンバレーパーク」がオープンしました。
料金や、営業時間について
営業時間については、10時から開店していますが、閉店時間は日によって変わるようです。
行かれる際には、公式サイトの「営業時間カレンダー」をチェックしてみてください。
詳しくはこちら→公式サイト
ムーミンバレーパーク・エリアごとの情報
ムーミンバレーパークの入り口手前に、各キャラクターの童話風オブジェが出迎えてくれます。
ムーミンの世界に誘われていくようで、ワクワクしました。
チケットを提示し、いよいよエリア内に入ります。
まず通るのは、はじまりの入り江エリア。
私が行った時は「ムーミン谷とアンブレラ」というイベント中(2024/7/7までの開催)で、約1,000本のカラフルな傘が頭上に浮かんでいました。幻想的な雰囲気でムーミン谷のエリアに向かう道中も楽しかったです。
また、15分ごとに3分間「シャボン玉タイム」があり、道いっぱいにシャボン玉が広がり華やかな演出に包まれます。傘と相まってとても美しく、どこを撮っても絵になる風景でした。
おかげさまで、良い写真をたくさん撮ることができました!!
いよいよメイン!ムーミン谷エリア
ムーミン屋敷
ムーミン谷のエリアに入ると、小川に橋、そしてあの青いムーミン屋敷が見えます!!
アニメで見ていた世界そのもので、ムーミン好きにはたまらない夢のような世界が広がっています。
ムーミン屋敷は、ガイドさんの案内に従いながら、中を見学することができます。屋敷は地下1階と1~3階(屋根裏部屋含む)で構築されています。
ムーミンパパが建てた屋敷を再現していて、細かな所までこだわりが感じられます。
地下室やリビング、キッチン、ムーミン一家の部屋などを見ることができるのですが、どこもアットホームな温かみを感じました。
ガイドさんの案内で、屋敷内にある品物と共にムーミン一家のエピソードなども聞くことができ、微笑ましく思いました。
ムーミン一家の養子、ミイのお部屋も覗くことができます。
小さなサイズ感の雑貨が可愛く、つい見入ってしまいました。
体験施設「コケムス」
ムーミン屋敷の隣に、「コケムス」というムーミンの物語を追体験できる体験施設があります。
作者トーベ・ヤンソンの紹介や、ムーミンの本の世界を再現した展示スペース、映像スペース、企画展など盛りだくさん。
一つ一つの展示のクオリティが高く、子どもだけでなく大人も楽しめます。
その中でも私のお気に入りは、螺旋階段の吹き抜けいっぱいに再現された、8mにも及ぶムーミン谷のジオラマです。
精巧に作られているので、ムーミン谷の住人の息遣いまで伝わってきました。15分ごとに変わる演出も見応えがあり、ずっと眺めていたくなります。
\ジオラマの演出時間/
- 毎正時: 彗星
- 毎15分: 夕暮れ
- 毎30分: 冬
- 毎45分: 白夜
コケムスの1階には「ムーミン谷の食堂」があり、ランチをいただきました。
こちらは、カウンターまで自ら食事を注文しに行き、お会計を済ませた後、席でいただくスタイルです。
店内はムーミンの世界観を感じさせるインテリアで、メニューもムーミンの登場人物をモチーフにしているものもありました。
私が食べたシチューの感想ですが、正直なところ可もなく不可もなく…でした。味の好みは人それぞれですし、美味しいと感じる方もいらっしゃると思うので一概には言えませんが。
他のメニューはキャラクターに合わせて盛り付けを工夫されていてたり、お皿もおしゃれで、ムーミンの世界観が好きな方には喜ばれそうだと思いました。
体感モーフィングシアター「海のオーケストラ号」
ムーミン谷の映画館の横に、「海のオーケストラ号」があります。追加料金はかからずに入ることができます。
内容は若き日のムーミンパパの冒険の話です。約15分間の上映時間なので、ストーリーはテンポよく進みます。
映像が壁のスクリーンだけではなく、床にも映し出されるので、とても迫力があります。お花畑が床一面に広がったり、海の中に入るシーンなど、とても美しく見ていて楽しかったです✨
一つ残念なのは、正面のスクリーンに対して客席は横にあるので、少々見にくいことです。演出上仕方ないかもしれませんが、正面からも見てみたい気持ちになりました。
しかし、横から見るというのもなかなかできない体験なので、それはそれで貴重かもしれません。
のんびりと自然も満喫できるエリア
ムーミン谷エリアからさらに先に進むと、おさびし山エリアになります。以下は、印象的な遊び場です。
【飛行おにのジップラインアドベンチャー】
湖の上に張り巡らされたロープ上を滑車にぶら下がって、空中を駆け抜けることができます。子供たちが遊んでいましたが、きっと爽快だろうなぁと思います。なかなかできる体験ではないと思うので、あの「飛行おに」のように空を飛んでみたいという方にはおすすめ。別途追加料金がかかります。
【ヘムレンさんの遊園地、天文台】
さらに山の上の方に歩いていくと、「ヘムレンさんの遊園地」というアスレチックもあり、子供たちが楽しそうに遊んでいました。
天文台のところにモランがいて、暑い夏のはずなのに一瞬ひやっとしました。モラン効果でしょうか。
ムーミンの中ではモランが一番好きなので、会えて嬉しかったです!
余談ですが、パーク内のトイレがどこも綺麗な印象でした。オープンからそこまで年月が経っていないというのもあるのでしょうが。夏はトイレ内は涼しく、ミラーにムーミンの絵のシールが貼ってあったりと遊び心もあり素敵でした。
清潔に保ってくださるスタッフさんにも感謝ですね。
番外編・メッツァビレッジにある「ロバーツコーヒー」で一休み
ムーミンバレーパークを楽しんだ後、メッツァヴィレッジに戻り、レストラン棟へ向かいました。
お目当ては、北欧発のカフェ「ロバーツコーヒー」です。
北欧らしくメニューにシナモンロールがあったのでいただきました。結構甘かったですが、歩き疲れた体にしみ渡る美味しさでした。
窓からは宮沢湖も見えてリラックスできます。
シーズンによって変わる景色も気になりますし、イベントも頻繁に開催されているようなので、また遊びにきたいと思いました。
まとめ
2024年7月に埼玉県飯能市にある「ムーミンバレーパーク」へ行ってきました。
- 埼玉県飯能市、宮沢湖畔に「メッツァ」があり、こちらは「ムーミンバレーパーク」と「メッツァビレッジ」の2つのエリアに分かれています。
- メッツァヴィレッジは、北欧雑貨のショップやレストラン、カフェ、ボートアクティビティなどがあります。
- 森林と湖畔に囲まれた自然豊かな場所なので、北欧感を味わえます。
- 埼玉のムーミンバレーパークは世界に二つしかないムーミンのテーマパークの一つ。
- 展示のクオリティが高いので、ムーミンの世界観に浸ることができます。
ぜひムーミンの世界を堪能してみてはいかがでしょうか。
\周辺にムーミンオフィシャルホテルもあります/
ムーミンの物語の世界観をお部屋でも味わえます。