2024年の9月に、角川武蔵野ミュージアムに行ってきました。
今回は、モネ展をメインの目的として訪れました。
施設はアートの他、図書や博物と見どころがたくさん!そして、写真映えするようなエリアが多く、刺激をもらえます。
この記事では、角川武蔵野ミュージアムの魅力、モネ展のレビューなどを紹介したいと思います。
\この記事がおすすめの方/
- 角川武蔵野ミュージアムについて知りたい方
- モネ展のレビューに興味がある方
- マンガ・ラノベ図書館、エディットタウン、本棚劇場について知りたい方
角川武蔵野ミュージアムとは?
角川武蔵野ミュージアムとは、図書・美術・博物が合わさった革新的な施設です。2020年11月に、ところざわサクラタウン内に、グランドオープンしました。
館長は、「生涯一編集者」をモットーとする松岡正剛さん。80年代に「編集工学」を提唱し、多様な知識とイメージを融合させるメディア、イベント、空間を手掛けました。
ミュージアムを作る経緯や想いなど、こちらの動画で松岡正剛さんが語っています。よろしければご覧ください。
実際に訪れて、巨大な岩のような外観に圧倒されました。建物は、高さは30mにも及ぶそうです。
建築は、世界的な建築家・隈研吾さん。
その土地の環境や、文化に溶け込む建築を目指し、デザインを提案されています。
角川武蔵野ミュージアムのデザインに関しては、
足元深くにある地層から、古代の火山積層物が地表に割り出てくるイメージ」を建築化したそうです。
外観からは想像つきませんが、角川武蔵野ミュージアムの中は、5つのフロアに分かれています。
- 1階:グランドギャラリー、マンガ・ラノベ図書館、源義庭園
- 2階:総合インフォメーション、角カフェ、ロックミュージアムショップ
- 3階:EJアニメミュージアム
- 4階:エディットタウン、荒俣ワンダー秘宝館、本棚劇場
- 5階:武蔵野回廊、武蔵野ギャラリー、レストラン、本棚劇場
※角川武蔵野ミュージアムの出入口は、2階にあります。
私は主に、1階と4階のフロアに行きました。
各フロアの情報について読みたい方は、スキップできます。→こちら
角川武蔵野ミュージアムのアクセス
📍埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
JR武蔵野線「東所沢」駅から徒歩約10分の距離。
角川武蔵野ミュージアムは、ところざわサクラタウン内にあります。
営業時間
料金
現地で購入も可能ですが、事前購入すれば、よりスムーズに入場できます。
以下は、主なチケットの種類です。
- KCM スタンダードチケット(本棚劇場含む)…1,400 円
- 【平日】KCM 1DAY パスポート(モネ展・本棚劇場含む)…3,100 円
- 【土日】KCM 1DAY パスポート(モネ展・本棚劇場含む)…3,500 円
- モネ イマーシブ・ジャーニー 僕が見た光 …2,500 円
※モネ展は、2024年7月20日(土)〜 2025年1月19日(日)の開催。
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公式サイトでもチケット購入可能です。→こちら
私は、モネ展や図書館、本棚劇場も見たかったので、KCM 1DAYパスポートを購入しました。行きたいエリアに合わせて、お好きなチケットを選んでみてください。
1階グランドギャラリーにて、モネの世界を堪能!
2階でチェックインした後、1階に移動して、メインの目的である「モネ イマーシブ・ジャーニー 僕が見た光」を見に行きました。
こちらのモネ展は、2024年7月20日(土)〜 2025年1月19日(日)の開催です。
エリアに入ると、モネの庭「睡蓮の池」をイメージした無料で楽しめるフォトスポットがあります。
床や壁、天井からかかっているテキスタイルに、モネの絵が描かれており、とても幻想的で美しい世界が広がっていました。
絵画に出てくるような橋も設置されていて、写真を撮ることができます。小道具として日傘も置いてあり、モネの絵に出てくる人物のような気分を味わえます。
そしてギャラリーの入口にて、受付で渡された紙に書いてあるQRコードをスタッフさんが読み取り、入場できます。全ての有料エリアはこのような流れで入ります。
映像に合わせて解説を聞くことができる「リアルタイム音声ガイド」があり、入り口でQRコードを読み取って聞くことができます。
これがあると、体感型デジタルアートをより楽しめるので、あらかじめ読み取っておくのがおすすめです。
また、イヤホンを忘れずに持っていくと良いでしょう!
印象派の歴史、モネの生涯についての展示を経て、いよいよ体感型デジタルアートの世界へ。
入る手前にある黒いカーテンを開ける瞬間がワクワクしました!!
中に入ると、音楽と共に床や壁面360度に映像が映し出されていて、幻想的な世界が広がっています。
映像は00分、30分からスタートしますが、自由なタイミングで見始めることができます。
スペースの角には雛壇状の椅子、床にはハンモックやクッションが置いてあり、くつろぎながら鑑賞できるのが魅力の一つです。
モネの見た景色、一緒に過ごした家族や友人、「睡蓮」など名作を生み出したジヴェルニーでの生活などを追体験できます。幕は全部で15幕に分かれています。詳しくは→こちら
印象派ならではの、光を感じさせる柔らかな表現に始終うっとり。
床や壁に大画面で映像が映し出されるので、型にはまらない色の組み合わせをじっくり観察できました。ドキッとするような色合わせも、離れてみると統一感があり、印象派画家の巧みな表現に驚かされます。
絵画に出てくる人物の手足などにもアニメーションのように少し動きが付けられているので、より感情が伝わってきました。これも体感型デジタルアートだからこそなせる技だと思います。
「リアルタイム音声ガイド」にアクセスすると、シーン毎にリアルタイムで説明があり、より理解を深めることができます。その際は、イヤホンで聴くことを推奨します。
良きタイミングで、「このシーンの場所を堪能してください」という旨の誘導があり、その時は音声も止むので、バランスよくアートの世界に浸れます。
シーンごとに合わせた音楽も流れるので、音声ガイドがなくても楽しめます。
私の絵ではモネの世界は表現しきれないので、ぜひ実際に訪れて体感していただきたいです。
映像空間の先には、モネと印象派に関する展示があります。
あまりアートに馴染みのない人でも楽しめるような工夫を感じました。
例えば、印象派特有の「色を混ぜずに筆のタッチを残しながら描く技法」を分かりやすく表現した絵があったりと、印象派について楽しく学ぶことができます。
モネをはじめ、多くの画家に影響を与えたジャポニズムの展示もあり、日本独自の文化に思いを馳せることもできます。(ジャポニズムとは、19世紀後半にヨーロッパで流行した日本趣味のこと。)
前回行った時はファン・ゴッホ展が開催されていて、美しいアートと波乱の生涯を追体験しながら、映像空間やアートを堪能しました。
アーティストによって雰囲気もガラッと変わるので、今後の展示も気になります!
1階マンガ・ラノベ図書館
約3万冊の日本のライトノベルや、KADOKAWAから出版されたマンガや児童書がセレクトされています。1階と中2階に渡ってずらりと本が並んでいて、種類の多さに驚きました。
本は自由に読むことができます。漫画やラノベ好きの方なら、夢のような空間ですね。
(※貸出しは行っていません。)
大きな窓から自然光が差し込み、開放感あふれる空間になっています。天気の良い日はウッドデッキで本を読むこともできるそうです。
ぜひ、心ゆくまで作品の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
4階エディットタウン、本棚劇場
【エディットタウン・ブックストリート】
館長・松岡正剛さんの監修のもと、「世界を読み解く9つの文脈」によって約25,000冊の本がセレクトされています。
隈研吾さんデザインの本棚にずらりと本が並んでいて、歩いているだけでも刺激を受けます。
50メートル続く様は、まさに本の街!
一般的な図書館には置いていない本など、レアな書籍も多数あります。椅子に座ってじっくり読むこともできます。
全9つのカテゴリーの中にサブカテゴリーがあり、特製の「豆本」とカードによって表されています。カードに書かれているキャッチコピーはすべて松岡正剛さんが編集したそうです。
細部までこだわりが感じられます。ぜひ訪れた際はチェックしてみてください。
エディットタウンの先には、本棚劇場があります。
約8メートルの巨大本棚にぐるりと囲まれた空間となっていて、圧倒されます。
本棚劇場には、KADOKAWAの出版物など約2万冊の本が並んでいます。
紅白歌合戦で、YOASOBIさんが本棚劇場で歌った場所としても有名だそうです。たくさんの本に囲まれていて、画面越しでも映えそうですね。
30分おきに、本棚を舞台としたプロジェクションマッピングも上映されます。本と本の間にモニターもあり、こちらからも映像が映し出されて、演出に華を添えます。
なかなか他では味わえない、贅沢な劇場体験ができました!
まとめ
2024年の9月に、角川武蔵野ミュージアムに行ってきました。
施設はアートや図書、博物と見どころがたくさん。その中で、モネ展を中心に魅力を紹介しました。
アートや図書などに興味のある方はもちろん、老若男女が楽しめる工夫がなされています。私は家族で訪れましたが、カップルや友達同士、1人でいらっしゃっている方もいました。
ぜひ時間の許す限りゆっくりと、施設を堪能してみてはいかがでしょうか。
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その他、埼玉には「ムーミンバレーパーク」というテーマパークがあります。
ムーミンや北欧好きの方には、おすすめの施設です。良かったらご覧くださいませ。
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