【群馬】JINSの創業者が手がけた白井屋ホテル|プライベートサウナも紹介!

群馬県前橋市にある「白井屋ホテル / SHIROIYA HOTEL」はご存知ですか？

約300年もの歴史のある老舗旅館「白井屋旅館」を、JINSの創業者・田中仁さんが引き継ぎ、2020年に「白井屋ホテル」として再生させました。

世界的なクリエイターも再生に携わっている、注目のアートホテルです。

2024年7月に白井屋ホテルの貸切サウナに行ってきましたので、その魅力も紹介します！

＼このブログ記事でわかること／

白井屋ホテルのアクセス / JINSの社長が再生させたホテル？

白井屋ホテルは，最寄りの前橋駅から徒歩約14分の場所にあります。

📍群馬県前橋市本町2-2-15

白井屋ホテルはもともと、約300年もの歴史のある老舗旅館「白井屋旅館」でした。しかし、中心市街地の衰退と共に2008年に廃業を余儀なくされました。

取り壊しの危機にありましたが、前橋市出身であるJINSの創業者・田中仁さんの財団が、白井屋ホテルの再生プロジェクトをスタートさせます。

そして2020年12月に、白井屋ホテル（SHIROIYA HOTEL）として蘇りました。

白井屋ホテルに携わった世界的クリエイター / 建築やアートの魅力

白井屋ホテルの再生プロジェクトに、国内外のクリエイターが携わっています。

その中の1人、世界的な建築家・藤本壮介さんは白井屋ホテルの設計を担いました。

かつての老舗旅館のコンクリート構造を剥き出しにした、大胆な吹き抜けが印象的な「ヘリテージタワー」と、土手を模した「グリーンタワー」。白井屋ホテルはこの2つの棟で構成されています。

館内には世界的なクリエイターのアート作品が飾られ、見どころがたくさんあります。

宿泊せずとも、ランチやお茶の利用も可能です。吹き抜けの開放感のある贅沢な空間でゆるりと過ごすことができます。
→白井屋ホテルでのラウンジの情報はこちら

貸切サウナについて

白井屋ホテルには、3種類の貸切サウナがあります。

1. フィンランドサウナ
2. ベッドルームサウナ
3. 薬草ミストサウナ

私はこの中からフィンランドサウナを選び、白井屋ホテルの公式サイトで事前予約してから行きました。

ちなみに宿泊者以外も利用可能です。

料金/営業時間

１つ目の小屋にて

受付を済ませた後、スタッフさんにグリーンタワーにあるフィンランドサウナの小屋まで案内していただきます。（※「小屋」という言い回しが正しいかどうかわかりませんが、ここではそのように表記させていただきます。）

ここに来るまでのグリーンタワーの道中は緑いっぱいで、おしゃれな建築も合わさりまるで異世界に来たかのようで、階段を歩くだけでワクワクしました✨

フィンランドサウナはどうやら3つの小屋で構成されているらしく、１つ目の小屋は、洗面台やシャワー室、トイレのある部屋となっていました。

カードキーをかざして入室すると、室内は清潔感があってとても綺麗。

洗面所もシャワー室も2つずつあります。もしペアで来ても待ち時間がなくて良いですよね。（笑）

ポンチョやサンダルは「TTNE」。ととのえ親⽅こと松尾⼤とサウナ師匠こと秋⼭⼤輔によるブランドです。
こだわりが感じられ着心地が良かったです。（ちなみに、ベッドルームサウナはTTNEがプロデュースしています。）

いよいよメインのサウナへ！2つ目の小屋にて

一つ目の小屋を出てさらに上へ階段を登ると、2つ目の小屋があります。
こちらにメインのフィンランドサウナの部屋があります。

⚠️ちなみに3つの小屋のうち、1つ目の小屋にしかトイレはありませんので注意です。

1つ目の小屋と同様、カードキーにて入室します。
中には、フィンランドサウナ室、水風呂、長椅子があります。

1人で貸切サウナができるのかと思うと嬉しくて、テンションが爆上がりしました！
中には、ロウリュ用のオイルとバケツ、さらに冷えたペットボトルのお水と、至れり尽くせりのサービスです。

サウナ室は木のいい香りで満たされていました。1人なので、ロウリュも好きなタイミングで行えます。

オイルは3種類ありました。私はこの中の一つ「 白井屋ホテルの香り」藤井壮介✖️@aromaが、グリーンを感じさせる香りで一番好みでした。

贅沢な空間でのサウナに、早々にととのってしまいました…

サ室の横には、水風呂があります。
コンパクトながらも、しっかり冷えていて気持ちがいいです。（1人なので潜水しちゃいました。）

その後は、同じ室内にある長椅子で内気浴できます。

夏場は室内がクーラーで冷えているので、居心地良いです。
長椅子の壁側の方に座って上を見上げると、筒状に長い空間があり、そこから光が差し込んでいて美しかったです。

建築はもちろん細部までこだわりが感じられ、ずっとしているだけでも気分が良く、サウナ後も相まって五感が研ぎ澄まされていくような感覚がありました。

外気浴スペースと、3つ目の小屋にて

2つ目の小屋を出て、さらに上に階段を上がっていくと、外気浴ができる椅子と3つ目の小屋があります。

一見固そうな椅子ですが、座り心地良いです。

緑あふれるグリーンタワーから下を見下ろすことができて、開放的な気分になります。時折聞こえる前橋の街中の音さえ、アートのように感じました。

3つ目の小屋は、なんとアートのみで構成された空間になっています。

現代美術家の宮島達男さんのアート作品が部屋いっぱいに展示されています。カラフルな光と共に数字が点滅するアート作品は、見ていてなんとも不思議な気持ちに。

贅沢にもアート部屋まで堪能できるのは、白井屋ホテルでしか味わえない貸切サウナの特権です。

サウナ後も嬉しい！アメニティはOSAJI

80分という制限の中、内容の濃いサウナ体験をして、時間があっという間に感じました。

しかし見どころはこれで終わらず。白井屋ホテルはアメニティにもこだわっています。

白井屋ホテルでは、シャンプーやボディソープ、スキンケアグッズはOSAJIを採用しています。

OSAJIとは、皮膚科学に基づいた植物由来のコスメブランド。
ちなみに、創設者の茂田正和さんは群馬県出身です。

ボトルのパッケージは白井屋ホテルオリジナル。
クレンジングから化粧水、ゲルまで一通りスキンケアグッズが揃っています。

サウナでデトックスした後に、こだわりのスキンケアグッズでしっかり肌を労る…。体だけでなく、内面もしっとりと潤いを与えられたように感じました。

番外編・白井屋ホテルのランチ情報 /ラウンジの魅力

せっかくならば白井屋ホテルでランチを食べてみたいと思い、ヘリテージタワーの「the LOUNGE」を利用させていただきました。

私がいただいたのは、アジフライのプレートです。見た目もおしゃれですが、味も美味しかったです！

館内は吹き抜けで、緑が生い茂る空間が印象的。

天窓から差し込む光に照らされた、剥き出しのコンクリート構造とグリーンの融合が美しく、とても居心地の良い空間でした。アート作品もたくさんあり、目からも栄養をいただけます。

宿泊せずとも、ランチやアフタヌーンティーなどの利用も可能です。

白井屋ホテルの設計を担った建築家・藤本壮介さんは、「前橋の人が集まれる広場というかリビングスペースみたいな、半分公共空間みたいなものになったら面白そう」と設計当初アイデアを思いついたそうです。
引用元：藤本壮介さんのインタビュー記事はこちら

私が訪れた時には、年齢層も若い方から年配の方までいました。近隣に住んでいる方も利用されているようで、地元の方にも愛されているのがわかり、温かい気持ちになりました。

前橋のビジョン「めぶく。」

前橋市出身のコピーライター・糸井重里さんは、前橋のビジョンを「めぶく。」と命名しました。

この取り組みの中心に位置する白井屋ホテルの存在は、単なる宿泊施設を超えて、地域文化やアートを融合させた新しい形の交流拠点として注目されています。

館内には群馬県出身のアーティストなどの作品も飾られていて、地元の文化や才能を発信し、地域住民や観光客の心に響く「場」を提供しています。

さらに、「めぶく。」という言葉どおり、地域住民自身が新しい活動や挑戦に取り組む土壌が育っていくことも期待されます。こうした取り組みは、観光だけでなく、地域の持続可能な発展にもつながります。

ホテルの近隣には商店街や美術館もあり、見どころがたくさん。

ゆっくりと散策しながら、商店街の魅力や地元アートに触れる体験を通して、前橋市が持つ「人と文化がつながる力」を感じ取れるのではないでしょうか。このような地域創生の動きは、今後も目が離せません。

まとめ

白井屋ホテルについて簡単にまとめました。

ぜひ群馬に来た際には、白井屋ホテルに訪れてみてはいかがでしょうか。

＼白井屋ホテルに宿泊も可能です!!／　
世界的なアーティストが手がけたお部屋もあり、とても素敵です。